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普及の効果

10月の某日の早朝に自宅を出発。
この日、堺市の家原大池体育館で開催された『第一回大阪国際太極柔力球交流大会』の観覧に行きました。

実はこの太極柔力球は以前にこの大阪市スポーツ・みどり振興協会発行の「オーサカハッスル」第33号の「第11回ハッスルレポート」で紹介させていただいた種目の一つで、確か大阪市中央体育館を会場にして開催された一日体験講習会であったと記憶しています。
(ホームページではこちらに掲載しています http://www.ospa.jp/hustle/vol33/vol33_p4-5.pdf

この時、第一人者である鄒力(ゾー・リー)先生の優雅な舞いに魅せられて心から感動し、「私も」、と実際にラケットを振り回したのですが、とにかく太極柔力球のラケットもボールも見るのはもちろんのこと、動き、技術とも初めてでしたから、ラケットを上手く操ってボールが落ちないようにするのがそれはそれは大変。鄒力先生の舞いの美しさからは程遠く、身体の各部分を上手くつかわないとラケットからボールが離れてしまうことを実感して、このスポーツの奥深さを知ったのでした。翌日には全身が程よい筋肉痛になり、身体への刺激も肌で感じました。そして、「ハッスルレポート」には、

「芸術性と競技性を兼ね備えた太極柔力球。『競技性の強いスポーツ』の苦手な人でも音楽に合わせて楽しみながら身体を動かすことができ、健康増進はもとより、機能回復や体力の維持、リハビリにも楽しみながら活用できそうです。音楽に合わせたり、集団演技をするのもまた楽しい。ゲームをすれば競技性を楽しむこともでき、幅広い世代や健康ニーズに対応できそうな新感覚スポーツです。今後、日本で広がるような予感が...。ラケットとボールをさっそく購入しようと思いました。」

とレポートしています。

それから3年近くが経ちました。
一日体験講習会の後、実際にラケットとボールを手に入れて、仕事で集中力が途切れた時、また、座位の時間が長くて身体が硬直した時などに部屋の中でラケットを振り回し、身体をほぐして程よく身体が温まってから仕事を再開するという習慣もできました。どうしようもなかった技術も以前よりは上達したと自負しています。また、トレーニング(?)後に無意識に机の上に置いたラケットとボールに来室した人が興味をもち、不思議そうに「これは、何?」と聞かれることがありました。そして、私がこのスポーツについての解説。実演することも…。
現在までの3年間、鄒力先生と周囲の方々の尽力で、心身に効果の期待されるスポーツの一つとしてあちこちに教室がつくられ、指導員が養成されて楽しく身体を動かしている方々が増えました。初期の様子とこれまでのプロセスを知っているだけにこの普及はすごい!の一言です。

この日は朝から体育館で開会式が行われ、私は中国から来日された方々と入場行進する出場者の中に知り合いを見つけて思わず手を振っていました。とても楽しそうで、そして以前よりもずっと身体が引き締まっているようでした。個人とペアの演舞に続いて行われた中国のチャンピオンの演舞は技術性も芸術性もやはり、さすが、、、。その後、バドミントンのコートを利用して球技の決勝戦、そして、集団演舞と多彩なプログラムが続きました。最後の鄒力先生の優雅な演舞は以前に増して美しいものでした。朝から夕方まで一日中体育館にいましたが、楽しい時間があっという間に過ぎました。
これまで運動とは縁遠かった方々も多かったことでしょう。健康の獲得のためには、楽しいことが一番。そして楽しみながらもいつの間にか身体を動かしている。しかも笑顔で、、、。
どうやら太極柔力球は身体と心に効果がありそうな生涯スポーツの一つとして定着しつつあるようです。