| 質問者:「ゴジラになりたい!さん 14歳」 |
| ◆世界中から一流の選手が集まる大リーグ ベースボールの本場。それはもちろん、ベースボールを生んだ国、アメリカだよね。 大リーグはアメリカンリーグのア・リーグ、ナショナルリーグのナ・リーグの全部で30チーム。500名以上の選手がプレイしていて、プレイヤーはさまざまな国からやってくるんだ。 別にアメリカ大リーグだからといって、選手がアメリカ人でないといけないわけじゃないんだ。どの国から来ても、活躍する可能性があれば選手になれる。だから、一流の選手が自然に集まるんだね。ナ・リーグのホームラン王で、日本でも有名なサミー・ソーサ選手もドミニカ共和国出身だ。 メキシコ、キューバ、プエルトリコ、ベネズエラ、ニカラグア……オランダ、イタリア、オーストラリア…それこそいろんな国から大リーグへやってきて、一流の試合をする大リーグ。そんなところで自分の実力を試してみたい―という気持ちは自然なことだね。 日本のプロ野球から最初に大リーグへやってきた野茂選手。ジャイアンツの誘いを断ってメッツに入団した吉井選手。お金よりも大リーグでプレイすることを決めた新庄選手。かれらは、自分の力を試す挑戦者なんだ。それが、スポーツマンとして、当然の行為といえるんだよね。高いレベルを目指すのが、スポーツマンなんだから。。 ◆する人・みる人みんなが楽しむメジャーリーグ そのほかの理由として考えられるのは、何といってもプレイする人・みる人みんなが楽しむためという大リーグの姿勢にあるよ。 ニューヨーク・メッツ、デトロイト・タイガース、シカゴ・カブスなど、大リーグはチーム名に都市名がつくね。それはチームが地域社会のためにあるからなんだ。つまり、チームは親会社の企業のものではない、みんなのためにあるものなんだ。 例えば、アメリカではテレビで試合が完全中継される。スポーツ専門のテレビ局だってあるし、多くのチャンネルでスポーツ中継がある。家にいながら地元チームの試合はもちろん、他のチームの試合を思う存分楽しむことができるんだ。そして、そういう見て楽しむ人たちがいてこそ、プレイヤーは素晴らしい試合ができるんだ。 でも、日本ではどうかな?イチロー選手や新庄選手が大リーグに行ってから、毎日テレビをつけると二人の活躍ぶりを見ることができるけれど、彼らがアメリカへ行く前はどうだったろうか? 毎日彼らのプレイする姿がテレビに映っただろうか? そうじゃないね。 日本は一部の球団だけしかテレビで放映されないし、注目されない。どんなに活躍しても注目されることがないチームにいること。それは選手にとってすごく不公平なことなんだ。 ◆大切なのは、スポーツは何のためにあるかを考えること これからも、日本のプロ野球選手がどんどんアメリカに行くだろう。そう、ジャイアンツの松井選手だって、大リーグに行くかもしれない。そうなれば、日本のプロ野球はどんどんおもしろくなくなってしまう。日本の一流選手たちがいないプロ野球なんて、つまらないよね。 そんな時、君たち若い世代が、みんなで日本のプロ野球のことを考えてほしいんだ。日本のプロ野球はどうあるべきなんだろうか?メジャーリーグのどこを学ぶべきなのか・・・ 「スポーツは何のためにあるのか」を考えること。そこから日本のプロ野球の新しい一歩が始まるんだと思うよ。 |