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「アメリカにおいてサッカーは人気がない」というのは有名な定説として皆様、一度は耳にしたことではないでしょうか。確かに現時点ではそれは事実であります。
私が通うマサチューセッツ州立大学(UMASS)は周囲どこを見渡しても地平線という田舎に位置しているということもあり、大学スポーツは地元住民にとって大きな娯楽の一つとして人気があります。アメリカンフットボール、バスケットボール、アイスホッケー、ラクロスなどはお客さんが入り、それは賑やかな週末を観戦に来た家族連れや生徒のお陰で過ごすことが出来ます。
ただし、サッカーになるとやはりお客さんの入りががくんと減り、やはりアメリカではサッカーの人気はないなぁ、と感じさせられてしまいます。(サッカーの試合は基本的には無料)ただし、男女共にないのか?というと話が変わってきます。
アメリカにおいて女子サッカーはプロリーグとして存在(2003年9月に一時休止)し、1999年のワールドカップではアメリカ代表が世界一になりました。そのせいか、TVのCMに起用されるサッカー選手は男性に比べて女性選手が多く、公園に行けば少年サッカーならぬ少女サッカーを多く見ます。
UMASSの女子サッカー部の試合も例外なく常に満員になります。500人くらいしか腰掛けられない簡易の観客席なのですが、それでも女子サッカー部の試合となるとグランドを取り巻いて立ち見が出るほどの人気なのです。あるとき男女両方のサッカー部がダブルヘッダーで試合をする予定になっておりました。午前中が女子チームの試合。午後が男子チームの試合。その日は午前中からやはりスタジアムは満員でした。
女子チームは負けてしまいましたが、皆満足そうに「ナイスゲーム!」と応援を惜しみなく送っていました。自分もいい試合が見られたなと感じ、さていよいよ男子チームの試合だ、とわくわくしていると、周囲の人々はどんどん帰途に着き始めているではないですか!結局、男子チームの試合が開始されたときには簡易につくられたスタンドに観客が少し座っている程度で、僕は唖然としてしまいました。区別するわけではないが、自分は個人的に男子チームの試合を楽しみにしていましたので、これには驚きました。
実際のところ、UMASSの女子チームと比べて、男子チームは所属するトーナメントでも優勝をしており、MLS(アメリカのプロリーグ・メジャーリーグサッカー)入りするのではないかと言われるほどの好選手もいる地域では強豪なのにこの人気の差は一体…。
MLS事務局の人といつもサッカーの話しになると、やはりアメリカスポーツにおいては世界一であるかそうではないかという物差しは無視できないようです。2002年日韓ワールドカップでアメリカ男子代表は躍進しました。しかしそれだけでは足りないのです。
ここで面白いのがアメリカ人に「女子代表は1999年に世界一になったよね」と話すと皆誇らしげに「そうだそうだ」と覚えている。しかし「2000年のシドニー五輪で銀メダルだったよね」と聞いても覚えている人は少ない。世界2位になってもインパクトが弱いのです。
果たして男子のアメリカ代表が女子と同様にワールドカップで優勝する日が来るのでしょうか。そして優勝したらアメリカでサッカーが4大メジャースポーツに食い込んで人気が出るのでしょうか?どうして世界でこれほど愛されているサッカーがアメリカではそれほど注目を浴びないのでしょうか?これについて自分が様々な方々とアメリカで話し合ったり、自分でアメリカ人と実際に草サッカーをする中で思いついたことを、また機会があれば書きたいと考えます。
Reported by 中村武彦@Amherst
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