くやしいけれどぎっくり腰

新入生を迎えた4月半ば。所属する大学でオリエンテーションも兼ねたキャンプ実習がありました。プログラムはテントの設営や炊飯、登山、水質検査、頭脳と体力を駆使してのゲーム、その他ニュースポーツの体験、キャンプファイアーなどなど。もともと野外活動が好きな私は、今年も学生と一緒に登山などを楽しみました。が、この実習中に硬い床の上に寝袋で寝ていたのがいけなかったのか、途中、ぎっくり腰になってしまいました。幸い、軽症だったために生活に支障はなく、周囲にも気づかれずにすみましたが、とにかく動きが鈍く、つい腰に手が…。実習後、数日してからようやく完治かと思われた連休中、今度は右腰に致命的?なぎっくり腰を起こしました。今度こそ痛くて動けません、、、。貴重な日を一日横になって過ごさざるを得なくなりました。

ぎっくり腰を含めた腰痛は、腰や骨盤の筋肉、筋膜、じん帯、軟骨(軟部組織)の損傷により、背骨付近に痛みが走るものです。そして、ぎっくり腰は、骨盤付近の軟部組織の損傷により起こります。無理な姿勢で重い物を持ち上げたり、身体をひねった時に起こりやすく、激痛が走るとその後、痛みのために腰を曲げられなくなったり、逆に腰を伸ばせなくて歩く時に上半身を前かがみにしなくてはならなかったり、また、上半身を後ろに反らせることもできません。動くたびに腰に痛みが走るため、とにかく日常の動き全てがスローになってしまいます。腰痛の原因は、多くの場合、骨盤を支えている筋肉の筋力不足や関節の動きをスムーズにする栄養分の不足にあると考えられていますが、私の場合、硬い床の上に寝袋で寝ていたために筋肉の柔軟性がなくなっていたことが原因のようです。日頃の疲労もたまっていたのかもしれません。くやしいですが、発症してしまったものは仕方なく、治療に努めなければ・・・。

ぎっくり腰や捻挫を起こすと自分の患部の可動範囲を確認したいこともあって、とかく動かしたくなりますが、これは治癒を長引かせることになります。捻挫や肉離れなどを発症したらすぐにRICE処置を行うのが鉄則です。RICEのRはRest (休養)、IはIcing (冷却)、CはCompression (圧迫)、EはElevation (挙上)で、この処置によって患部の炎症を抑え、悪化を防ぐのです。プレイ中に外傷を起こしやすいアメフトやバスケットなどのスポーツの現場では、選手が捻挫や肉離れを起こすとトレーナーがすぐに氷やコールドスプレーをもって駆けつけ、冷却の処置をとっています。また、場合によっては選手を退場させ、休養させますが、この時、知識と経験のあるトレーナーであれば、しっかりと圧迫、挙上の処置がとられることになります。

私の専門とする陸上競技の長距離走は、瞬発力や筋力を争うものではないためか、私はこれまで一度も捻挫をしたことがありません(にも関わらずぎっくり腰は数回、、、)。足首の腱が柔らかいのでしょうか。足首の柔軟性は、両足をぴったりとそろえた状態で足裏全体を地につけたまま膝を抱えてかがむ(しゃがむ)ことでチェックできます。この状態で姿勢を維持できずに後ろに転がって尻もちをついてしまうようであれば足首の柔軟性が低いと判断できます。したがって、このような人は特に捻挫への注意が必要です。

普段から「柔らかすぎる布団は腰に負担をかけるから」と硬めの布団を使用しているため、今回のキャンプ実習では何の抵抗もなく硬い床に寝袋で眠ったことによって起こったぎっくり腰。「適度な硬さは難しい」と反省しています。

足首の柔軟性をチェックする
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