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〜心拍数〜
新緑の季節。外に繰り出し青い空の下、新緑の木々の中で身体を動かすと生命力が満たされるようで心身ともに本当にフレッシュな気分になります。私の住む京都の週末は人でいっぱいです。4月に新しい環境の中で新たなスタートを切った新入生、社会人も多いことと思います。フレッシュマンはもちろん、そうでない人も慣れつつある環境の中で改めて心身を引き締めるいいチャンスです。
私の所属する大学でも4月に新入生を迎え、キャンパスが賑やかになりました。先日、全学生を対象に健康診断と体力測定が行われ、健康状態と体力がチェックされました。以前よりも体力の向上した人、低下した人、また、健康状態の良し悪しなど自分自身の現状を知ることは今後のトレーニングや健康法などの対策を立てるために重要なことです。
競技力の向上を目的としてトレーニングに励んでいるアスリート、また健康の維持に気をつかっている人は日ごろから体温や体重、血圧、心拍数などを測定し、体調のチェックをしています。毎日、同じ条件で測定して記録していくと調子のいい時とそうでないときの傾向がわかりますから、トップアスリートはこの測定値の傾向によって大切な試合のコンデショニングを考えていきます。
これらの指標の一つである心拍数(Heart Rate:HR)は、心臓が全身に血液を送り出すポンプ作用の回数を反映しています。そして、一回の拍動でどれだけの血液を全身に送りだすことができるかで心臓の能力を判断することができます。トレーニングしていない人がトレーニングすると心臓のはたらきが向上して一回の拍動でたくさんの血液を全身に送り出せるようになり、心拍数が少なくなります。特に長距離走選手など有酸素系のスポーツをしている人は、トレーニングに適応して心臓の筋肉が肥大し、「スポーツ心臓」となる場合があります。
心拍数は、体調や体力のチェックだけでなく、トレーニングにも利用できます。心拍数が運動強度を反映していることを利用するのです。
一般的に健康の維持や体力の向上のためには最大心拍数の50〜60%前後の運動強度が効果的であると言われ、また、人間の予想最大心拍数は、(220−年齢)で表すことができます。安静時の心拍数を測定して次式に入れれば、その日の目標とする運動強度に達するための心拍数を推定できます。
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(運動時心拍数)−(安静時心拍数) |
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| = |
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× |
100 |
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(予想最大心拍数)−(安静時心拍数) |
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例えば、25歳、安静時心拍数70拍 / 分、60%強度を目標にする場合、
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(運動時心拍数)−70 |
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| = |
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× |
100 |
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(220-25)−70 |
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運動時心拍数=145 拍 / 分心拍数
したがって、60%強度の運動を目標にするのであれば、145 拍 / 分 を目安にすればいいことになります。しかし、大切なことは、日々変わる体調に合わせた運動を実施することです。同じトレーニングを実施するにしてもその日の体調によってトレーニング効果が異なってきます。陸上競技について言えば、昨日は1000mを3分30秒で楽に走れたのに今日は、同じ3分30秒でもとてもしんどい、ということは多々ありますから・・・。
安静時心拍数は日々、また、一日の中でも変わるものであり、疲労のある時は安静時の心拍数が多くなります。上に示した例の場合、安静時心拍数が80拍の場合の運動時目標心拍数は149拍、60拍の時は137拍と計算されることになります。日々の体調を加味しながらトレーニングの内容を考えることはとても重要なことです。
心拍数は、時計さえあれば、身近にある測定器。今の体調は・・・と思ったらすぐに測ることができます。日々の体調チェックやトレーニングにぜひぜひ、活かしてみてください。効果的なトレーニングができるはずです。
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