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5月10日(土)に大阪市の長居スタジアム内の陸上競技場にてIAAF国際グランプリ陸上大阪大会2003が開催されました。
長居陸上競技場には、1月の大阪国際女子マラソンや11月末の全日本大学女子駅伝等で毎年足を運んでいますが、投てきや跳躍、短距離種目も含めた競技会の観戦は久しぶりでした。大会は午後から開始であったため、友人とお昼にパンやおにぎりを持ち込んでの観戦となりました。
陸上競技は、走、投、跳に分けられますが、これらそれぞれはエネルギー系が異なります。それぞれ、呼吸循環器(心臓、肺など)と筋肉、神経を鍛え、「より速く」、「より遠く」、「より高く」が競技のレベルを決めることになります。特に走種目は、100m、200mなどの短距離、400m〜1500mまでの中距離、5000〜10000mまでの長距離の大まかに3つに分けられ、無酸素運動となる短距離種目では、グリコーゲン(糖質)から、有酸素運動となる長距離種目ではグリコーゲンとともに脂肪(脂質)からもエネルギーが使われることになります。そして、ハーフやフルマラソンとなれば、この脂肪からのエネルギーの割合が大きくなり、日頃からトレーニングを積んでいる人は、脂肪から効率よくエネルギーを作り出すことができるようになります。また、マラソンの場合、グリコーゲンを温存しておくことがスタミナ維持につながるため、レース前にグリコーゲンローデイングという食事法を実施します。
投てきと跳躍はどちらもパワーを必要とするため、トレーニングでは主動筋のパワーアップと動きに関連する繊細な筋肉のトレーニングをはかります。そして、この筋力トレーニングに伴う筋肉や骨の合成に必要な成分は、たんぱく質の中でも分岐鎖アミノ酸(ロイシン、イソロイシン、バリン)で、赤身の肉、魚に多く含まれていることが知られています。また、筋肉や骨そのものを肥大、強化させるだけでなく、これらの組織の質を良くすることも必要で、神経伝達やホルモン、酵素の運搬などに関わるアミノ酸を含むタンパク質の摂取も不可欠となります。一般にこれらのアミノ酸は、植物性よりも動物性のタンパク質に多く含まれ、良質であるため、動物性のタンパク質を意識して摂ることが大切です。
今大会、フィールド種目では、ハンマー投げの室伏広治選手を注目していました。実績、前評判とも高い室伏選手ですが、実際に目の前で見るハイレベル、かつ、コンスタントな投てきにただただ感動…。競技場の観衆からは投てきの度に当然どよめきが起こっていました。鍛え抜かれた身体と技術、集中力はトレーニングだけの賜物ではないと想像しています。
ところで、50000人収容の長居陸上競技場はすり鉢型で、バックスタンドにも屋根がついているために日差しや風を気にせずにすみ、観戦には快適でした。ただ、競技となれば話は別。湿度の高い日は、すり鉢型の競技場内には湿気がこもり、無風に近い厳しい気象条件となります。発汗作用がうまく働かず、その結果、血液循環が悪くなり、エネルギーの産生や熱の放射がうまくはたらかなくなります。
ずっと昔、私が市立船橋高校生の時に東京の国立競技場で10000mのレースに出場しましたが、この時、季節は残暑厳しい9月の半ば。湿度の高い、無風の気象条件下でのレースに途中の6000m過ぎあたりから意識がもうろうとし、視界が定まらず、足元がふらふらする状態になりました。「前へ」と意識するどころか「とにかく真っ直ぐ」とだけ考えながら走って(よたって?)いました。結局ゴールできずに9600mで棄権してしまいました。自分ではゴールしたつもりだったのですが…。しかも医務室に運ばれた時には過呼吸に…。水分補給の大切さを痛感した苦い苦い経験です。
現在は、多くの競技会では気象条件を考慮して、レース中に給水テーブルが置かれるようになっています。
4年後の2007年、長居陸上競技場で世界陸上競技選手権大会開催が決まっています。どんな選手がスタートラインに立つのか…。今は全く無名の選手が世界の舞台に立つことになるのでしょうか。今からとても楽しみです。
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