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この冬は、インフルエンザが猛威を振るいました。大学では後期のレポート提出が締め切りの期限に間に合わなかったり、試験を受けられなかったり。試験の当日に見るからにつらそうな面持ちで、ふらふらしながらやってくる学生も…。その後、これから日に日に暖かくなり、春らしさが感じられるようになると今度は花粉症の季節。私自身、今のところ花粉症ではありませんが、くしゃみが出たり、涙目になると「もしかして、花粉症?」と思うことも。また、お天気のいい日にジョギングに出かけると人一倍花粉を吸い込んでいるのでは?と少々、不安になることもあります。
このような疾患にはいつ誰がかかってもおかしくないのですが、同じウイルスや花粉にさらされていながら全く影響を受けず、辛そうな人を尻目にぴんぴんしている人がいるのも確かです。この場合、周囲に蔓延しているウイルスや花粉の量にもよりますが、個人のウイルスに対する抵抗力(免疫力)や体質の影響が大きいとも考えられます。
適度な運動は、エネルギー消費量を増やし、筋肉を強化する効果だけではなく、心臓の働きを高め、血液循環を良くしてホルモンの働きや酵素の活性を高めます。つまり、運動している状況下の体内では、日常の一般的な活動の中では起こらない事態が起こっているのです。普段は心拍数が70(拍/分)前後の人が、運動によって150(拍/分)になれば、それだけ、心臓の働きに幅ができることになします。運動によって、身体のあらゆる器官や組織に多少なりとも刺激を受け、柔軟性を高めているのです。「運動」を大げさに考えるのではなく、これまでに使われなかった身体の各器官や組織を刺激するだけでも効果はあります。
また、食事も大切な条件の一つです。
「食事に気を遣う」ということは、体重や年齢、性別から計算した内容の食事を摂るということではなく、体調や環境に合わせていろいろな食材を多種多様にとることだと思います。人間の身体は簡単に計算できるものではありません。過去に動物に運動や食事に関するいろいろな条件を与えてから解剖して、生物の体内代謝を分析する実験を経験をしたことがありますが、生物は何かが足りなければ何かで補うようなはたらきがあることを実感し、そのはたらきに感動したことがあります。計算による食事を摂り続けていれば、計算外のことが起こった時に身体のはたらきが適応できなくなってしまいます。しかし、日頃からある程度の柔軟性をつけておけば、多少のアクシデントにも臨機応変に対応できるというものです。本能的に必要なものを選択できるようになるというか・・・。
健康な身体というのは、もちろん規則正しいライフスタイルを送ることが前提ですが、ある意味で柔軟性のあるライフスタイルから獲得されることもあるのです。特に、成長期に身体面でも食事面でも多様な経験をしておくことは、その後の生命力に大きく関わってくるような気がしてなりません。
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