残暑厳しいこの頃。暑い夏を過ごして、少々痩せた?などと喜んでいる人がいるかもしれません。スタイルを良くしたい、健康でありたいなどと思っている人もスポーツする人も減量が必要な場合があります。スポーツでは、長時間体重移動をする種目(長距離走選手など)、スタイルが重要視される種目(フィギアスケート、新体操など)、階級制の種目(柔道、レスリング、ウエイトリフテイングなど)などです。でも、減量して「痩せた」と「やつれた」には大きな違いがあります。減量は、身体をしっかりとつくった上で体脂肪量を減少させることが大切です。

筋肉や骨、血液などは「壊されること」と「つくられること」がくり返されています。運動したり、活動することによってこれらの器官や成分は「壊される」のですが、食事から必要な栄養分やエネルギーをとることで再び「つくられる」という一連のサイクルがあります。成長期過程にあったり、激しいトレーニング等をした時にはこの「壊される−つくられる」というサイクルが速く、反対に年齢が高くなったり、運動不足の状態であればこのサイクルが遅くなるのです。夏場に痩せた原因が、「食欲がなくて食べ物をとることができなかったから」なのであれば、本来、食事をとることによってつくられる筋肉や骨、血液など器官や成分がつくられていない危険性があります。そればかりか、逆に生命を維持するために身体を壊しているかもしれないのです。「痩せた」のではなく、「やつれた」のです。筋肉に力がなくなり、骨はもろくなり、貧血症になる・・・。「痩せた」のが、筋肉や骨、血液だとしたら、ショック、、、。

現在、高地トレーニング合宿の食事をサポートしている女子長距離選手達は、よく食べます。毎日買い物に行き、よくもまあこんなに!というほど材料を買って調理しているのですが、あっという間に彼女達の胃袋に納まっていきます。それでもスリムな身体の選手が多いのは、しっかりとトレーニングをしているから。トレーニングをして食事をすることによって、「壊される−つくられる」のサイクルのバランスがとれているのです。トレーニングをし過ぎたり、不必要な食事制限をして、身体が「壊される」ばかりでは、健康を害したり、怪我をすることになりでます。

暑い夏の峠を越し、現在の体調はどうですか?自分自身の身体の「壊される−つくられる」のサイクルを見直して、食欲の秋、スポーツの秋に備えましょう。

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