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過日、中国製のダイエット食品の使用が、肝臓に障害を起こすとの報道がありました。死に至ったケースもあり、これを知ってショックを受けた人も少なくありません。漢方は身体にいいというイメージがあるためか、つい、利用するようです。しかし、中国の専門家によると、この漢方の処方には専門的な知識や特別な資格が必要であるとのこと。つまり、個人の症状に対する処方は、万人に共通のものではないのです。
同じことはサプリメントの利用にも言えます。現在は外国製の健康食品と称される商品を個人輸入できる時代。健康の維持や体力の向上、さらにダイエットが目的の場合など、大きな効果が期待できるという商品は、実は体内の機能や器官に負担をかけて身体機能に弊害を及ぼしている危険性が大きい場合があります。同じことはスポーツの場面にも見られます。スポーツ選手が競技力の向上のために筋肉や骨をつくるため、疲労を回復させるため、瞬発力の発揮を目的として摂っている商品の成分や用量がその人にふさわしいかどうかは確かでありません。さらに、国際的に活動する選手には、無意識のうちにドーピング行為とみなされる成分の摂取につながることもあるのです。
この7月から、マラソンランナーの高橋尚子選手(積水化学)を含めた選手たちの栄養をサポートするために高地トレーニングのメッカの一つ、ボルダー(コロラド州)にやって来ました。ランニングやサイクリングを楽しむスポーツ好きの多いボルダーには、健康補助食品のエリアや専門店はあちこちにあり、誰でも手軽に商品を手に入れることができます。選手たちの栄養をサポートする立場からは興味津々、いろいろな商品を手にとって見ることはあるのですが、商品を購入することはありません。大切なのは、必要な栄養成分やエネルギーはできる限り三度の食事から摂ること、そして、不足分は間食から摂るということです。実際に選手の食事をサポートする際に配慮することはいろいろとありますが、これがサプリメントの摂取以前の基本です。
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