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試合中に「ティー・タイム」をとるスポーツがあることを、ご存知だろうか?
それは、クリケット。世界的な知名度としては、同じイギリス発祥のスポーツであるサッカー、テニス、ラグビーに劣るものの、イギリス国内では人気のあるスポーツの一つだ。
クリケットでもっとも重んじられているのはその精神。クリケットのルールは「クリケットの法律」(LOW OF CRICKET)とも呼ばれ、厳格な規律遵守が求められる。また、審判や相手選手への尊敬の念も忘れてはいけないないことになっていて、「Play
cricket」という英語は、「クリケットをプレイする」というほかに「公明正大にやろう」という意味がある。それに、「It's not
cricket」(それはクリケットじゃない)というと、「それは公明正大ではない」という意味になり、現在、世界中で口にされる「スポーツマンシップ」という言葉も、このクリケットの精神から生まれたものとも言われている。
純白のユニホームを身にまとい、ゆったりした時間のなかで、優雅に楽しむクリケット。それはどんなスポーツなのか。ここで少しのぞいてみよう。
●概要●
クリケットは、日本ではあまり知られていないが、じつは世界100カ国以上で愛され、競技人口はサッカーについで世界第2位といわれるインターナショナルスポーツ。
オーストラリア、南アフリカ共和国、インドなどで盛んに行われていて、イギリスでは国技とされ、プロ・リーグも存在する。1909年に国際大会を統括するための国際クリケット評議会が発足し、1971年には第1回ワールドカップが開催された。
日本クリケット協会は1984年に発足し、現在の競技人口は在日外国人と日本人がほぼ半々で合計約1500人。日本人のクラブは英国大使館などと定期リーグを行っている。
●歴史●
もともとは13世紀に羊飼いが疲れを癒すために始められたゲームと言われ、羊飼いの持っている棒状のスティックで、投げ込まれる石から「ゲート」を守った。その素朴な遊びが時代とともに形を変え、庶民の間にも広まり、17世紀初頭には現在の形になったと言われている。18世紀には続々とクリケットクラブができて貴族の間でも人気になった。その後、英国の植民地が世界中に広がっていくのに伴い、クリケットも広まっていった。
●ルール●
1チーム11人制の2チームで競い、10アウトの2イニングまたは1イニング制となっている。
フィールドと呼ばれる楕円形(直径140m×160m)のグランドの中央にはピッチと呼ばれる長方形(約20m×約5m)の場所があり、そこで熱い攻防が繰り広げられる。ピッチの両端にはウィケットが設置されている。このウィケット(高さ約70cmの3本の杭)を中心に試合が進められる。この一方にボウラー(投げる人)とバッツマン(走る人)が、もう一方にはバッツマン(打つ人)が立つ。つまりクリケットには役目は違うが一度に2人のバッツマンがいることになる。
ボウラーはウィケットを倒そうと狙ってボールを投げ、バッツマンはボールをウィケットに当てさせないように守りながら、打ち返す。バッツマンはボールを打ったら2人でウィケット間を往復し(二人のバッツマンがお互いに反対側のウィケットに入れ替わるように走り)、2人が1回入れ替わると1点入る、というルールになっている。
野球のホームランのような場外への打球(バウンダリー)が飛ぶと、ノーバウンドなら6点、バウンドした打球なら4点…等々、ほかにもいろいろなルールがあるが、野球と似ているようで似ていないスポーツがクリケットなのだ。
●競技団体●
NPO法人 日本クリケット協会
〒107−0062 東京都港区南青山2−11−14 大東建設不動産(株)内
TEL 03−5772−3470
FAX 03−5772−3471
公式サイト http://www.cricket.or.jp
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