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次の言葉から、あなたは、どんなスポーツを連想するだろう? ヘディング、オーバーヘッド・キック、ラリーポイント、サーブ権……。
多くの人が、サッカーとバレーボールというふたつのスポーツを浮かべるに違いない。しかし、これらの言葉が全て登場するスポーツがある。それが、今回ご紹介する「セパタクロー」だ。
セパタクローを一言でいうなら、「足を使ったバレーボール」。その魅力は、なんといっても派手な空中戦で、1m以上の高さまで飛び上がり、サッカーのボレー・キックやオーバーヘッド・キックを思わせるスパイクで、相手コートにボールを打ち込む。トップ選手にもなると、ボールのスピードは時速140キロを超えるという。そのボールをディフェンスする側は、足先や太腿、あるいは頭を使って(ヘディングで)レシーブする。そのため身体の柔軟性やバランス、高度なボールコントロールの技術が要求される。
この球技をはじめて見た人は、巧みなボールコントロールと烈しいスパイクに魅了されること間違いなし!
●概要●
セパタクローは、世界の34ヶ国で行われ、日本国内の競技人口はおよそ2000人。マレーシアとタイでは国技とされ、両国をはじめとする東南アジアで盛んに行われている。
国際連盟の公式競技種目としては、2人1組でたたかう「ダブル・イベント」、3人1組でたたかう「レグ・イベント」、1チーム(3人×3組)でたたかう「チーム・イベント」、5人が輪になってリフト・ポイントを争う「サークル・イベント」、2人1組が砂場で戦う「ビーチ・タクロー・イベント」、5人で上空に吊るした輪を通す技を競う「フープ・セパタクロー・イベント」の6種類がある。
日本では、1989年に日本セパタクロー協会がされ、同じ年にアジアセパタクロー連盟、国際セパタクロー連盟に加盟。2002年のアジア大会では、男女ともに銅メダルを獲得するなど、国際大会でたびたび上位に進出するようになっている。また、今年、日本代表の寺本進選手がタイのプロリーグに参加した。
●歴史●
セパタクローの「セパ」はマレー語で「蹴る」、「タクロー」はタイ語で「ボール」を意味する。
空中につるした篭の中にボールを蹴り入れ、蹴り方の難易度で得点を競い合うタイの「ジャンクイ・タクロー」や、プレーヤーが輪になって頭と足を使い、できるだけ長くボールを空中に保つマレーシアの「セパラガ」など、9世紀頃から東南アジアの各地で行われていた球技がルーツ。他に、インドネシアでは「ラゴ」、ラオスでは「カトー」、フィリピンでは「シバ」などと呼ばれ、それぞれ違ったルールで同様の競技が行われていた。
1965年に東南アジア競技大会の競技種目に採用されるのに合わせ、アジア・セパタクロー連盟が設立。その際、ネットをはさんでボールを蹴りあう現在のスタイルにルール統一された。
●ルール●
ここでは3人1チームでプレイするレグ・イベントについて解説しよう。
レグと呼ばれる3人1組となって、ネットをはさみ、バトミントンと同じ広さのコートで戦う。ネットの高さも、バトミントンと同じ高さになっている。ボールは、10本程度の籐の茎をつかって、20個の交点と5角形の穴が12ヶ所できるように編んだもの。現在では、それを模してつくられたプラスチック製のボールが公式球となっている。大きさは、円周は42〜44cm、重さは170〜180gの間と決められている。
1セット21点のラリーポイント制で、2セットを先取すると勝利となる。1セットずつを取り合って、第3セットに入った場合は、15点を先に取ったレグの勝ちとなる。
サーブでは、3人の内2人が、クォーターサークル、残る1人はサービスサークルに立つ。クオーターサークルにいる選手がサービスサークルにいる選手にボールをトスし、それを蹴ってサーブが行われる。
ボールが自分のコートにきたら3回以内にボールをリフトして相手のコートに返すなど、試合の進行もバレーボールと基本的に同じ。ただし、1人で続けて3回までボールにタッチしてよい。また、サーブでのトス以外、手や腕を使うことができないことと、ローテーションがないことも、バレーボールとは大きく異なっている。
●競技団体●
日本セパタクロー協会
〒169-0073東京都新宿区百人町2-23-25スポーツ会館内
TEL.03-3360-0148
Fax:03-3360-2690
http://www5b.biglobe.ne.jp/~takraw/
●試合スケジュール●
9月18日〜19日
全日本社会人大会
場所 亜細亜大学体育館
10月12日
浦安スポーツフェア (技術講習会)
10月下旬
全日本選手権大会
場所 小金井体育館(予定)
11月中旬
世界選手権代表事前合宿
場所 愛川ふれあいの里(予定)
詳しい日程等は、日本セパタクロー協会までお問い合わせ下さい。
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