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サンボと聞いて「知ってるよ」といえる人は、かなり熱心な格闘技ファンといっていいだろう。サンボとは格闘技の一種で、レスリングや柔道によく似ている。
格闘技といえば、大きな体で、力で勝負するイメージが浮かぶ。が、サンボは少し違う。サンボの代名詞と言われているのが、関節技。この関節技は、力でねじ伏せるのではなく、相手の力と体の構造を利用して最小限の力で相手を制するテクニックなのだ。
最近は、格闘技が大ブーム。なかでも、派手な演出やノックアウトの多さでK−1の人気が高い。が、サンボには、また違った興奮がある。ぜひ、会場で、ナマで見て欲しい競技だ。
また最近は、「格闘技を見る」だけでなく「格闘技をする」方にも人気がある。とくに若い女性のあいだでは、護身術としての格闘技が人気。サンボスクールでも、「後ろから抱きつかれた時には…」といった、様々なケースでの護身術が紹介されている。力のない女性でも相手の力を利用してできるサンボは、女性の護身術としてもおすすめなのだ。
●概要●
サンボは、日本で約2000人、世界では約10万人ほどの競技人口が存在し、ロシアでは国技とされている。1973年にテヘランで「第一回世界サンボ選手権大会」が行われ、その後は、ほぼ毎年世界各地で開催されてきた。今年は、9月にモドルバ共和国で、第28回目の世界大会が行われる。
日本サンボ連盟は1965年に設立され、まだまだ一般的には知られていないこの格闘技の普及活動に力を注いでいる。2001年にはそれまでの関東選手権大会の規模を大きくリニューアルし、第一回東日本選手権大会を開催させた。将来的には西日本大会の開催も計画している。
●歴史●
1938年、全ソ体育スポーツ委員会は、ソビエト連邦内の各地に存在していた民族格闘技を研究・整理をして、新しい格闘技を作り上げた。そしてそれが「サンボ」と名付けられ、旧ソビエト連邦の国民意識を高めるため、国技として制定された。その語源はロシア語の「自己防衛」を短縮した言葉といわれている。
サンボの代名詞と言われている「関節技」は旧ソ連内には存在せず、モンゴルの蒙古相撲や日本の柔道から大きな影響を受けた。なかでも柔道の影響が大きいのは、1897年から5年間、日本海軍の大尉が駐在武官としてペテルブルグ市に滞在した際、ロシア軍の将校たちに柔道を教えていたため、と言われている。
●ルール●
試合は6分間。階級は9つに分かれている。勝敗は関節技か投げ技を決める1本勝ち。また、技によってポイントが決められており、12ポイント差以上がつくとテクニカル1本勝ち。その他、ポイント差による判定勝ちがあり、柔道とよく似ている。
柔道と異なる点は、アキレス腱・股関節・膝関節を取れるところ。逆に締め技は禁止されている。また、組み手が自由なので、技のバリエーションが非常に多いのも特徴だ。
競技には半径10メートルのアマチュアレスリングのマットを使用する。赤コーナーと青コーナーに分かれ、それぞれの色のサンボジャケットと半ズボン(スパッツ)を着用する。このジャケットは柔道着や空手着に似ているが、肩の襟と帯(ベルト)通しがあるのが特徴。また、柔道と違い、サンボシューズまたはレスリングシューズの着用が決められており、裸足は不可。
●競技団体●
日本サンボ連盟
〒169−0073 東京都新宿区百人町2−23−25 財団法人スポーツ会館内
TEL(03)3364−0101 FAX(03)3368−1466
公式サイト:http://www.jp-sambo.jp/
●主な会場●
スポーツ会館 東京都新宿区百人町2−23−25
●関西の教室●
吹田市民レスリング教室
http://www2.odn.ne.jp/matman/sambo/sambo.html
●これからの予定●
9月24〜27日 2004世界サンボ選手権大会 モルドバ共和国
10月17日 第5回全国サンボ団体選手権大会 スポーツ会館
11月28日 第11回サンボ全日本学生選手権大会 スポーツ会館
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