「開花宣言!」

薄暗くなるころ、少し肌寒くなった長居第2競技場。試合終了を告げるホイッスルが鳴った。「やったー!」いっしょに観戦していた友人たちとハイタッチ、握手、そしてピッチの選手たちに向かって拍手。3月25日ようやく長居にセレッソ桜が咲きました。

主力選手を移籍という形で失ったセレッソ。しかしながら、潜在能力の高い若手選手や森島というチームの柱も健在だし、開幕ダッシュの成績を残せると思っていました。

しかし、予想とは違って結果は開幕3連敗で、最下位スタートとなったのです。

「なんで勝たれへんのやろ?」と、僕も少し歯がゆい思いで、スタジアムに向かいました。

「もし今日も負けるようなら、監督解任もあり得る話かな。」とか考えながら。

試合が始まると、やはりセレッソには、落ち着きが感じられない。ボールをうまく運べないって感じでした。守備も攻撃も中途半端になっていました。幸いなことに、京都もあまり良い状態ではなかったようで、互いにチャンスらしいチャンスも無いように思えましたが、京都がすばらしいシュートで先制し、前半は1点ビハインドで終えました。

ハーフタイム中は、僕らは「またお家芸の監督交代をやるのか?」と話題がでてくるほどに、危機感がありました。しかし、後半から投入された、濱田選手の攻撃センスが発揮され始めると、流れは次第に、セレッソへと傾き始め、そして同点ゴールを古橋選手が決めた。歓声とともにスタンドの空気もピッチの選手の動きも一変した。しかし、京都もあせらずしっかりと狙いどころを変えずに勝ち越しゴールを決める。後半も30分を過ぎ、なんともいえない不安とあせりがそろそろ出始めるころ、途中出場のゼ・カルロスが、フリーキックを決め、同点。一度は静まったスタジアムだったけど、再びイケイケムードに変わった。ここからはどちらも勝ちにこだわる展開で非常に見ごたえもあり、おもしろかった。互いにチャンスとピンチが交互に訪れる。これはやっぱりサッカーの醍醐味だと思う。「このまま同点で終わらせたくない。」「絶対に勝つ」という思いがどれだけ相手を上回ることができるか。それが結果を左右すること。そして、そんな論理を証明させてくれた瞬間が訪れた。

ついにセレッソがコーナーキックから、前田選手の難しいヘディングシュートで逆転。ほんと気持ちのいい瞬間だった。

京都も時間がない状況で、FWを投入し、最後まで勝ちを狙った姿勢がよかったと思う。

互いに昨年はJ1の舞台で対戦していただけに、来年は長居スタジアムで、両チームのJ1での対戦を見れることを願います。

やっとの思いで掴んだ勝ち点3。しかし、これで勢いがつくことは間違いないと思います。

さあ、これからが桜満開の季節!

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