「2003年総括1」

12月14日におこなわれた天皇杯3回戦に勝利したセレッソは今年5度目のガンバとの公式戦を戦うことになりました。この結果を交えたことは次回に書かせてもらおうと思いますが、とりあえず今回は総括第1弾ということにさせてもらいます。

J1復帰の年となる2003年はとりあえずJ1残留を最低目標として、戦えるチームの基盤を築いた1年ではなかったでしょうか?ユン選手の抜けたパサーの位置に誰か新加入選手をいれるのではなく、背番号6番を引き継いだ濱田選手の成長を待ちながらしばらくはパサーというか司令塔をおかないシステムで挑みました。西澤・森島という国内有数の攻撃選手を抱え、それを生かすためにサイドには昨年J2の試合で輝いていた佐藤選手を山形から獲得し、元日本代表柳本選手を獲得。五輪代表のエースとして頭角を現した大久保選手。メンバー的には他チームと比較してもさほど遜色のないチーム構成だと思います。

しかし1stステージが開幕し序盤は、やはりユン選手不在のシステムがあまり機能せずに、自慢の攻撃陣を生かすことはできませんでした。当時大久保選手は「全然ダメっすよ。攻撃のパターンがない」とグチをこぼしていたくらいでした。それでも試合を重ねるにつれ、チームとしてのまとまりが見えてくると結果としてあらわれ、1stステージは5位というまずまずの成績を残しました。

ここまでをみて、良かったことは、まず、大久保選手の成長だと思います。

スピードあふれるドリブル、スペースをみつけそこに到達するまでの判断・物理的な速さは、五輪世代のエースとしての自信からか、とにかく素晴しいものがあります。そして決定力という点や、何よりゴールへの執着心が、すべてのサポーターを惹きつけることができる選手に成長したと思います。彼はついにはジーコ監督のもと、A代表としても試合に出場するまでになり、長居スタジアムの観客動員数や、グッズ売り上げにまで貢献する選手に成長したことが今年前半の大きな収穫だったと思います。

他に良かったことは、個人的にも大好きなGK多田選手のデビューでした。ナビスコカップでのガンバ戦でデビューした彼は、闘志あふれる飛び出しや、正確なキックを武器に大雨という最悪のコンディションにおいても、しっかりと戦いぬき、その積み重ねで今では五輪代表選出までの成長を遂げました。その甘いマスクも手伝ってか、女性ファンも多く、今後、さらにプレーに磨きがかかることによりあらゆる面でチームに貢献できる選手になると容易に想像がつきます。

以上が良かった点ですが、もちろんあまり良くなかった点もあります。

それは次回に2ndシーズンを振り返りながら書いてみたいと思います。

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